ダイエットを成功させるには、運動の選び方が重要です。
「筋トレとヨガ、どちらが効果的なの?」と迷っている方も多いでしょう。
それぞれ異なる効果があり、目的に合わせた使い分けが必要です。
この記事では、筋トレとヨガのダイエット効果を比較し、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
また、組み合わせることで得られる脂肪燃焼効果の加速についても詳しく紹介します。
筋トレ派もヨガ派も、効率的に脂肪を燃やしたい方必見の情報が満載です!
筋トレとヨガどっちがダイエット向き?
結論から言うと、ダイエットにおいてはヨガの方が効果的です。
筋トレは「無酸素運動」で、ヨガは「有酸素運動」です。
脂肪燃焼効果に関しては、有酸素運動の方がカロリーを多く消費できるため、ヨガの方が向いています。
ただし、同じ時間運動する場合、筋トレは有酸素運動の観点から見ると劣るかもしれませんが、筋トレもダイエットには重要な運動です。
無酸素運動である筋トレには、ヨガにはない独自の効果があります。
そのため、筋トレとヨガの特性を理解し、それぞれの利点を活かして併用するのが理想的です。
両方を上手に取り入れることで、より効果的なダイエットが期待できるでしょう。
筋トレはなぜダイエットに向いているの?
どうして、筋トレがダイエットに向いているのか。
その理由は、筋肉量を増やすことで基礎代謝が向上し、エネルギー消費が効率的になるからです。
筋肉は身体を動かすエンジンのような役割を果たし、筋肉量が多ければ多いほど基礎代謝が上がります。
基礎代謝とは、安静時に体が消費するエネルギーのことで、筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費します。
したがって、筋肉量が増えることで、日常生活におけるカロリー消費量が増加し、太りにくい体質を作ることができます。
また、筋トレをすることで成長ホルモンが分泌されると言われています。
筋トレ時に分泌された成長ホルモンにより、体内の脂肪が分解されやすくなります。
筋トレによって筋肉量を増やし、基礎代謝を上げること、脂肪燃焼しやすい身体にすること、が効率的にダイエットを進めてくれるのです。
関連記事
筋トレは無酸素運動
筋トレは無酸素運動と言っていますが、筋トレ中に呼吸をしないということではなく、短い時間で筋肉に強い負荷をかけて行う運動のことで、筋肉を鍛えることによって筋肉量が増加し、エネルギーを生み出し、酸素を使わず動作をすることを言います。
無酸素運動は、忙しいあなたに、短時間でトレーニングができることや、短時間、隙間時間で集中してできることが最大の利点であり、だからこそ継続しやすくなります。
無酸素運動(筋トレ)は、基礎代謝を向上させることができるため、ダイエットに非常に効果的です。
基礎代謝をアップさせることで、安静時でも多くのカロリーを消費する体質に変わるため、ダイエット効果が期待できます。
また、無酸素運動と有酸素運動を組み合わせることが脂肪燃焼において非常に効果的です。
有酸素運動は脂肪をエネルギー源として使用し、持続的な運動によって体脂肪を減少させる効果があります。
無酸素運動を先に行うことで、筋肉が刺激され成長ホルモンが分泌され、その後の有酸素運動で効率的に脂肪燃焼効果を高めることができます。
具体的には、無酸素運動としてはスクワットやクランチなどの筋トレを行い、その後にジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行うと良いでしょう。
さらに、無酸素運動はアフターバーン効果も期待でき、運動後もカロリー消費が続くため、ダイエットにはとても有利になりますよ。
したがって、ダイエットを目指す際には無酸素運動と有酸素運動の両方を取り入れることが重要です。
参考:DESCENTE「無酸素運動だけでダイエットは成功するのか!?プロのトレーナーが解説」
ダイエットに効果的な筋トレ
ダイエット目的で筋トレに励む方の中には、腹筋運動を中心に頑張る方も多いですが、実は効率的に脂肪を燃やすためには大きな筋肉を鍛えることが鍵です。
まず、下半身の筋肉では、太ももの前にある「大腿四頭筋」や、裏側の「ハムストリングス」、さらに「大臀筋」を鍛えることが効果的。
これらの筋肉をしっかり使うことで、基礎代謝を上げ、痩せやすい身体作りが期待できます。
一方で、上半身の筋肉も忘れてはいけません。
胸や背中の筋肉も大きな筋肉群であり、ここを鍛えることで代謝アップが図れます。
例えば、胸には「ベンチプレス」「プッシュアップ」「ダンベルフライ」など、背中には「ラットプルダウン」「ベントオーバーロウ」「チンニング」などが効果的なトレーニングです。
これらの筋肉は日常的にも使うため、筋力を高めることで体の動きがスムーズになるだけでなく、脂肪燃焼効果も高まります。
ダイエットに成功するためには、特定の部位だけでなく、全身の大きな筋肉を意識的に鍛えることで基礎代謝を向上させることがポイントです。
関連記事
ヨガはなぜダイエットに向いているの?
最近、ヨガが注目され、人気が急上昇していますが、「ヨガで本当に痩せられるの?」と気になる方も多いでしょう。
ヨガにはストレス解消や柔軟性アップなど、心身へのさまざまな効果が期待されていますが、実はダイエット効果も見逃せません。
ヨガは、穏やかな動きや深い呼吸によって代謝を高め、脂肪燃焼をサポートすることが可能です。
ダイエットを目指す方には、ヨガを取り入れることで健康的に体を引き締める方法としておすすめです。
ヨガは有酸素運動
ヨガは呼吸を重視しながら全身を動かすため、有酸素運動として効果的です。
この運動により、体脂肪が効率よく燃焼され、続けることで全身の脂肪がすっきりしていきます。
さらに、特定のポーズを取ることで各部位の筋肉を刺激し、インナーマッスルとアウターマッスルをバランスよく鍛えられます。
これにより、女性らしいしなやかさやメリハリのあるボディラインを手に入れることが可能です。
また、ヨガはデトックス効果や腸内環境の改善にも寄与します。
体内の老廃物を排出し、リンパの流れを促進することで、便秘やむくみの解消にもつながります。
ヨガを日常に取り入れることで、美しさを保ちながら健康的な体を作り上げることができるのです。
ダイエットに効果的なヨガのポーズ
ヨガはリラックス効果のあるポーズや、かなりきついポーズまでさまざまです。
その中で、ダイエット効果があるポーズはなんでしょう。
下半身
まず、「椅子のポーズ」や「英雄のポーズ」などは、下半身を鍛えられる脂肪燃焼系として優れているポーズです。
太ももやお尻の筋力アップに適していますよ。
上半身
「プレイヤーズツイスト」や「プランクポーズ」や「足上げのポーズ」は腹筋や体幹を使うため。お腹まわりの強化や、引き締めに適したポーズです。
血行促進
「パールシュバコナーサナのポーズ」や「ハーフハヌマーン」「ダウンドッグ」は血行を促進に適したポーズです。
筋トレとヨガの両方を行うメリット・デメリット
「筋トレ」は重りを持ち、身体に負荷を与える無酸素運動、と「ヨガ」は呼吸を大事にし、心身リラックスしながら行う有酸素運動、というイメージではないでしょうか。
果たして、このふたつを一緒に行って良いのか。
一緒に行ってしまうと効果が半減してしまわないか、と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、筋トレとヨガは、一緒に行うことで、メリットがたくさんあり、ダイエットの際に相乗効果が期待できます。
ぜひ一緒に取り組んでください。
しかし併用する場合は、注意すべき点もあるため把握しておきましょうね。
メリット
無酸素運動の筋トレ、有酸素運動のヨガ、両方行うことでダイエット効果を高めることが可能です。
無酸素運動の筋トレ
筋トレは筋肉を鍛え、筋量アップが見込めるため、基礎代謝を高めることができる点がメリットです。
基礎代謝を改善し、高めることができると、何もしていない安静時でもエネルギー消費してくれますので、筋トレで筋肉をつけるメリットは大きいです。
有酸素運動のヨガ
ヨガは活動時間のエネルギー消費が高く、ヨガ中の脂肪燃焼によるダイエット効果が期待できます。
また、ヨガの場合、腹式呼吸をしながら深くゆっくり呼吸をするため、体幹の筋肉を鍛えたり、ストレス軽減、メンタルヘルス向上、柔軟性アップ、などメリットがたくさんあります。
デメリット
メリットを見ると、「デメリットなんてあるの?」と思われるかもしれませんが、ここでは筋トレとヨガの両方を併用すると、起こりうるデメリットを紹介します。
身体を痛めたり、筋トレの効果が低下したりするデメリットがあります。
無理にポーズを取ることで身体を痛める可能性があるため注意が必要です。
特に筋トレで疲れている身体をストレッチだからといって、無理に伸ばそうとしてしまうと、身体を痛めてしまう可能性があります。
万が一、筋トレで首や腰、その他の部位を痛めた場合、無理にヨガをしてしまうと、症状が悪化する可能性もあります。
筋肉がリラックスモードに
筋トレ前のヨガは、関節や筋肉の動きを良くしてくれますので、筋トレの効果も高まりやすいのですが、ヨガをすることで、「副交感神経」が優位になることから、身体がリラックス状態になり、一時的に筋力が低下しやすくなるため、ヨガの後の筋トレは注意したいです。
というのも、筋肥大が目的の方は、とにかく重量を扱いたいですし、筋力が低下した状態では、普段自分が持っている力を十分に発揮しにくくなる可能性がありますので、筋肉の増強を目的とする方はより力を発揮できるように、筋トレ前のヨガは控えた方が良いですね。
参考:トーキョーフィットネス「ヨガと筋トレは一緒にしてもいい?メリットや順番、注意点について解説!」
「筋トレ」と「ヨガ」併用するなら順番は?
ダイエットを目的に「筋トレ」と「ヨガ」を組み合わせるなら、「筋トレ」→「ヨガ」の順番が効果的です。
筋トレを先に行うと、筋肉が成長ホルモンを分泌しやすくなり、このホルモンは筋肉を育てると同時に脂肪を分解する作用もあります。
その後にヨガを取り入れることで、分解された脂肪が燃焼されやすくなるのです。
さらに、筋トレで代謝が上がった状態でヨガを行うと、血流が促進され、疲労した筋肉を効率的にほぐすことができ、より深いリラックス効果も期待できます。
一方、ヨガを筋トレの前に行うと、柔軟性が増し、筋トレ時の可動域が広がるため、怪我予防や筋肉の効率的な動きに役立ちます。
ただ、ダイエットや脂肪燃焼効果を最大化するためには「筋トレ」→「ヨガ」の順が推奨されます。
一般的に「ヨガ→筋トレ→有酸素運動」の流れが良いとも言われますが、筋トレとヨガだけを併用する場合は、筋トレ後にヨガを行い、効率的なダイエット効果を目指してみてくださいね。
ヨガと食事
ヨガの理念には「自然と調和しながら生きる」という考え方があり、私たちを一つの自然の一部と見なしています。
病気に強い体づくりには、心を穏やかにし、明るく安定した状態を保つ食事が重要とされています。
日常にヨガの考え方を取り入れた食事法についてご紹介します。
新鮮な食べ物
ヨガでは、食事は生命エネルギーをいただく行為と考えられています。
新鮮な野菜や果物、大地からのエネルギーに満ちた食材を選ぶと、体に活力がみなぎります。
可能であれば、炊きたてのご飯や作り立ての料理をいただくのが理想的です。
できたての食事には生命力が宿り、心と体を充電するような感覚が得られるでしょう。
季節に合わせた食べ物
ヨガでは、自然のサイクルに合わせることが推奨されており、季節ごとに育った食材をいただくことで、私たちも健康的なエネルギーを取り入れることができるとされています。
例えば、夏は体を冷やすキュウリやトマト、冬は温かい煮物や根菜が好まれます。
できる限り、農薬を使わず自然に育てられた野菜や果物を選びましょう。
すべての食材で有機や無農薬を続けるのは難しいかもしれませんが、少しでも旬の食材を意識すると、自然との一体感を感じやすくなります。
心を大事にする食事
「母の味」のように、愛情を込めて作られた料理には、どこか心を温める力があります。
ヨガの教えでも、愛情を込めて作られたものには生命エネルギーが宿るとされ、工場で流れ作業によって作られる食品よりも、手作りの料理に大きな力が宿ると考えられます。
目には見えないものの、「手間をかけて作られたものには心がある」と信じ、食材や料理に対しても感謝の気持ちを持つことが、心の安定に繋がります。
腹八分目
ヨガでは、「お腹いっぱい」になるまで食べるのではなく、腹八分目で満足することが理想的とされています。
アーユルヴェーダの観点からも、食べ過ぎは体に負担をかけ、さまざまな病気の原因になるとされます。
自分の満腹感や体の声を感じ取り、適量で食事を終えることが、ヨガの心身の安定を目指す考え方と一致します。
「ヨガ」と「ピラティス」の違い
「ヨガ」と「ピラティス」どちらも幅広い年齢層の方に支持され、人気が高まっていますね。
しかし、このふたつの違いはご存知ですか?
意外と知られていないのです。
トレーナーをしていても聞かれることが多く、結構混同して認識されています。
ここで、皆さんの疑問を解決に導きますね。
まず、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ヨガ
ヨガとは、心と身体の調和を図るため健康で充実した生き方を目指す、インド発祥の古代の修行法です。
ヨガ=インドのイメージをお持ちの方は多いのではないですか?
そのくらい、ヨガが皆さんの生活に浸透してきたということでしょう。
ヨガは、肉体的なポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想、ポーズを取り入れながら行います。
現代において、ヨガは「ストレス解消」「体力向上」「柔軟性の改善」「リラクゼーション」などのために広く実践されています。
ヨガのスタイルや流派は様々で、リラックスを重視するものから、筋力トレーニングを伴うものまであるんですよ。
ピラティス
ピラティスは、「筋力強化」、「柔軟性向上」、「バランス改善」を目的としたエクササイズの一種で、現在ではフィットネスや健康増進のために広く行われていますが、最初はリハビリテーションのために開発されたらしいですよ。
ピラティスは、呼吸法や集中力を重視しながら、特定の筋肉群を効果的に鍛えることを目的としています。
マットの上で行うマットピラティスや、専用の機械を使用するマシンピラティスがあり、リフォーマー、キャデラックといった名前を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
ピラティスの主な効果には、「体幹の強化」「姿勢の改善」「身体のコントロール力向上」「ストレス軽減」などが挙げられます。
また、年齢や体力に関係なく誰でも行うことができるのも、幅広い年齢層の方が昨今注目し、支持されている要因ですね。
「ヨガ」と「ピラティス」は共通点もたくさんありますが、最後に、皆さんの疑問点である、このふたつの主な違いをあげましょう。
・目的とアプローチ
・呼吸の種類
・身体の動かし方
大きくこの4つに分類されるのではないでしょうか。
特に、目的や呼吸の種類、身体の動かし方、を理解することで、自分の目的や質問された時に、ニーズに合わせた回答ができるようになるかもしれませんよ。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしたか?
この記事を読んで下さった多くの方が、ダイエットのために「筋トレ」と「ヨガ」を始めていたり、これからこのふたつを併用し、ダイエットに取り組んでみようと考えている方々だと思います。
「筋トレ」と「ヨガ」は注目されているとはいえ、実際にやってみて効果を感じたり、継続して自分の日常に取り入れられている方は少ないのが現状。
本記事を読んで、少しでも身体にもたらす効果や、ダイエット効果について理解していただき、もっと多くの方々にフィットネス文化が広まり浸透してくれたら嬉しいです。
最後に、「筋トレ」と「ヨガ」を併用し、ひとつのスタジオで叶う場所が、Personal Training Studio RiZZです。
皆さんの心と身体がフィットネスを通して健康で幸せになりますように!
ABOUT ME:パーソナルトレーニングスタジオRiZZ